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定期預金0.01%のときにしておくこと(2)

定期→定期の預替を

少額の定期預金を解約してひとつの高額の定期預金にまとめれば利息が受け取れるようになります。
複数の定期預金を1本の定期預金にまとめるには、「運用商品の預替」を行います。

まずは加入時に配布された ユーザーID/暗証番号 を準備。
運営管理機関のホームページから、確定拠出年金での個人の資産評価額ができるページにログインし、「運用商品預替」のコーナーへ移動します。

日本レコード・キーピング・ネットワークの画面では以下のようになります。



商品の預替とは、今保有している商品を売却・解約して、他の商品に買い替えること。

元本確保型商品では、解約時のペナルティについて確認する必要があります。
定期預金を満期前に解約すると、適用金利よりも低い利率が適用されてしまいます。

しかし、そもそも利息がついていない定期預金では、持ち続けたとしても、解約したとしても、利息はゼロ。変更したことによるデメリットは発生しません。

解約する定期預金の選別

解約する定期預金を「明細単位指定」から選択します。

以下は日本レコード・キーピング・ネットワークの画面です。



このときの注意は、今利息がついている定期預金を解約しないこと。
特に、過去の高い金利のときの定期預金を解約してしまわないよう注意しましょう。

下表に、「114確定拠出年金定期預金 1年ものと5年もの」の金利データと、金利から算出した「利付き最低金額」を記載しましたので、参考にしてください。





解約する商品を選択したら、次は移し替える商品を選択します。
このとき「1年定期に100%」の指定をすると、解約した合計金額が1本の1年定期となります。

以下は日本レコード・キーピング・ネットワークの画面です。



運用変更を身近なものにする

確定拠出年金での運用変更の手続はとても簡単です。ほんの少しの時間で、利息がつく運用に変更することができるかもしれません。

ログイン画面では、今回ご紹介した「商品の預替」のほかにも、来月掛金の運用方法を変更することもできます。
加入して以来、ネット上で自分の資産状況を見たことがない、という方も多くおられるでしょう。

この機会に、ユーザーID/暗証番号を探し出してログインし、ご自身の運用状況を確認なさってはいかがでしょう。



文 FP 西木雅子

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