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広大地評価

広大地」ってどういう土地なの (2)

 つまり、ただ広いだけではなく周辺状況から、その土地の最適利用方法が「戸建住宅の分譲」であり、戸建分譲用地の開発を行うにあたり開発道路等の潰れ地が生じる土地が「広大地」です。

そのため、大規模工場用地や中高層 (3階建以上) 集合住宅適地 (指定容積率300%以上の地域)、開発にあたり潰れ地が生じない土地などは「広大地」にあたりません。

(注・・指定容積地300%以上でも道路幅員等により容積率を活用できない場合などには「広大地」にあたる可能性があります)

それでは、具体的にどのくらいの広さの土地から対象になるのかというと、
一般的には 三大都市圏の市街化区域は 500㎡
それ以外の市街化区域は 1,000㎡
非線引き地域は 3,000㎡です。
(区域によって異なる場合がありますので都道府県等の条例をご確認ください。)

「広大地」に該当した場合、土地の評価はどうなるの?

「広大地」に該当した場合、「広大地補正率」により土地の評価額が最大65%減額されますので相続税に与える影響は大きいといえます。


図2(広大地の評価額) 図3(広大地評価)


次は、広大地の適用条件について説明します


タグ:相続・広大地

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