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思考のクセ、バイアスのこと

2016年10月06日

コラム「確定拠出年金 運用のコツ」に「損失を回避する指向」をアップしました。

これまで継続教育でお話してきた内容でして、行動ファイナンスの中核理論であるプロスペクト理論をお話しています。
行動ファイナンスは知識としては興味深いけれど、直接的には実務の役に立たないと言う方もおられますが、自分の思考のクセを言語化し、折にふれて自戒・自制するには大変便利なものです。

今回「損失回避の傾向」について書いていて思ったのですけれど、「損失を被った時の精神的な痛手は、同じ量の利得を得る満足度の倍量である」というのは金銭的な損得に限りませんね。すべてのことに共通な気がします。
損失を被った時、この痛手はプロスペクト理論によれば実量と同じではないはず、合理的に考えたらさほどのこともないのではないかと冷静に見直すこと。
この思考のクセを持っておくことが、健全で穏やかな精神状態を保つ秘訣かもしれません。

次回のコラムは行動ファイナンスの2本目としまして「自信過剰バイアス」についてお話する予定です。
なんだかんだ言っても、アベノミクス効果で資産を増やした方が多いですから、このバイアスにとらわれている方も多いかもしれません。


文・ 西木雅子


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