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定期預金0.01%のときにしておくこと

定期預金の現状

確定拠出年金制度での元本確保型運用の主力商品は定期預金。
少ないながらも確実に利息がつくものとイメージされ、制度加入時からこれ一本、という方も多いでしょう。
ところが最近の定期預金では、まったく利息がつかない運用をされている方が多くなっています。

その原因は、過去例をみない低金利。
適用金利が0.01%まで下がっている1年定期もあります。

定期預金は、満期までの期間が長ければ金利も高くなるよう設計されるので、5年定期ならもう少し高い金利がつくのではと期待される方も多いでしょう。
残念ながら現状では、1年定期も5年定期も同じく0.01%となっている商品も少なくないのです。

利息がつく最低金額は

適用金利0.01%の運用で1円の利息を受け取るためには、10,000円の掛金が必要です。通常1円未満の利息は切り捨てになりますから、10,000円に満たない掛金では利息はゼロ。

この掛金は月額単位でみていきます。
例え年間60,000円の掛金を掛けていても月額掛金が5,000円ずつであれば、満期が1月ずつずれる形で元本5,000円の定期預金を年間で12本契約していることになります。



現行の金利水準では元本5,000円の定期預金には利息がつきません。
そしてこのまま自動継続してしまうとすべての定期預金に利息がつかず元本のまま、いつまでたっても利息がつかないという状態に。
金利が0.01%ならば、利息を得るためには最低でも10,000円を定期預金に預け入れなければなりません。

でも、月額掛金が5,000円しかないとしたら?
どこかのタイミングで、定期預金を1本にまとめる必要があるのです。


月額購入した定期預金のまとめかた

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