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さぬき市町おこし物語

2011年05月16日

ダイヤモンド・オンラインで、
私が住んでおりますさぬき市の町おこし物語が連載されています。

実録さぬき市町おこしプロジェクト

まだ連載2回目なのですが、なかなか興味深く拝見しています。
教えてくださった、さぬき市商工会のSさん、ありがとうございました。

連載2回目では、やる気もなく、熱意もなく、当事者意識のまったくない地元の連中に
熱血コンサルタントが、むっきー!!となる様子が描かれています。

おそらくは、読み物として成立するために、すこうし、ほんの少しデフォルメがあるのだと思います。

私が知る限り、確かにさぬきの人たちはガツガツしたところが少ない。
嫁に来た当初は結構なカルチャーショックでもありまして、
この雰囲気の理由を亡くなった義父にたずねたところ、
「瀬戸内は災害が少なく温暖な気候でガツガツする必要がなかったのだろう、
小さい成功で良しとせよという風潮ではある」と教えてもらったことがあります。

最近は、最適を求めると生き物は破滅へ向かう、好適を求めると繁栄する、の言葉を思い出しつつ
そうした風潮は品格のひとつでもあるかもしれないと思っています。
ガツガツも、のほほんも、みんなちがってみんないい(金子みすゞ風)

さておき、確かに町のお菓子屋さんの品揃えはこんな感じです。
法事菓子からお使いもの、普段のお菓子迄すべてを取り揃えていて、専門性はありません。
たぶん、お店も客も、そこに不満や不足はないと思われます。

コンサルタントさんも現実はもう少し冷静で、読み込み済みの行動をとられたのではないかと推測します。
地方でなくても、首都圏でだってこんな反応は珍しくないですもんね。
自分たちでしゃきしゃき動くようなら、コンサルタントなんぞいらないのです。

それにこれまでの展開では、町のお菓子屋さんたちが自発的に町おこしを提起したというよりも
なんだか巻き込まれちゃった、という状態のようでもあり、当事者意識はなくて当然の状態であろうし、
コンサルタントさんもそこは理解した上での業務であろうと思うのですが。

デフォルメされた物語の中の、真実を拾い上げよう。

ところで、さぬき市って過疎の町だったの? それは知らんかった。


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